重度歯周病(ひどい歯槽膿漏) 治療例8

重度歯周病(ひどい歯槽膿漏)の治療例(55歳男性)

治療前

若い頃から歯が悪く、30代の時にはすでに歯周病と、家の近くの歯科医院で言われていました。 

そして、その歯科医院の勧めもあって、定期的に歯石取りのクリーニングはしていたのですが、会社で管理職になると、かなり忙しくなってしまい、歯科医院から足が遠のいてしまいました。 

しかし、当然の事ですが、歯槽膿漏は徐々に進んでしまい、40歳の後半になると、頻繁に歯茎が腫れて歯が揺れるようになってきてしまいました。 

でも、やはり日中に歯科医院へ行く時間も取れず、夜も残業で遅かったため、痛くなった時だけ、夜遅くまでやっている歯科医院に駆け込んで、歯槽膿漏がひどくなった歯を抜歯するような事を繰り返していました。 

ところが、さすがに50歳を超えて、気が付くと、かなりの歯がなくなってしまっていたため、このままでは、近い将来に総入れ歯になってしまうと、危機感が出てきました。 

そのため、今度こそはしっかり歯槽膿漏の治療をしようと思い、歯周病専門の歯科医院へ受診しました。 

すると、先生からは、歯槽膿漏がかなり重度のため、歯茎を切って歯茎の内部の汚れを掻き出す歯周病の手術が必要と言われたのです。 

でも元々、痛いのも苦手で歯科医院へはあまり行きたくなかったのもあったため、歯茎を切る歯周病の手術と聴いて怖くなってしまいました。 

そこで、歯茎を切らないで歯槽膿漏の治療ができないものかと、受診されました。 

 

お口の中とレントゲンを拝見してみると、確かに若い頃から、抜歯を繰り返していたため、奥歯はだいぶなくなってしまっていました。 

また、前歯も歯槽膿漏が重度の状態のため、通常の歯槽膿漏の治療になると、歯茎を切って行うフラップ手術と呼ばれる歯周病の手術が必要な事は、間違いありませんでした。

しかし、患者さんが歯茎を切る手術は、怖くてどうしてもできないと言われたため、歯茎を切らないで行える次亜塩素酸電解除菌水とプラズマレーザー治療の併用での歯槽膿漏治療を行うことにしました。


治療後

治療後の写真です。 

まず、次亜塩素酸電解除菌水とプラズマレーザー治療の併用で、歯茎の内部と周りの歯石、汚れを、歯茎を切らずに除去し、加えて歯周病菌と虫歯菌も完全に殺菌しました。 

また、揺れている歯もあったため、他の残っている歯を全てジルコニアオールセラミッククラウンで繋いで被せ、歯が揺れないように固定しました。 

治療後には、ご自宅で次亜塩素酸電解除菌水のうがいや、歯槽膿漏と虫歯予防に有効なマグネシウム歯磨きペースト、歯茎を健康に保つオーラループを毎日使用していただくことで、歯槽膿漏の再発もなく、良い状態を保っています。

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