骨粗しょう症にも、歯槽膿漏との因果関係があったなんて、と驚かれる方も多いのではないでしょうか。
骨粗しょう症の人はそうでない人に比べて、歯槽膿漏にかかっている場合の歯槽骨(歯を支える骨)の量が少なくなっていく割合がはるかに多くなり、歯槽膿漏が進んでしまうという報告があります。
また歯槽膿漏で歯を失うと噛む力が落ちてしまい、柔らかいものばかりを選んで、固いものや茎のある野菜などを避けるようになり、結果としてバランスのとれた食事をしにくくなり、体全体の骨密度が低下する可能性が高くなります。
骨粗しょう症は、端的にいえば、骨の量が減って弱くなり骨密度が低くなること、最終的には骨折しやすくなる、という病気です。
その主な原因や、骨粗しょう症の経過は以下の通りです。
1)加齢が原因で、カルシウム吸収能力が落ちる
2)同様に、活性型ビタミンB3合成能力が低下する
3)女性の場合は、閉経後の女性ホルモンの低下する